フリーランスのなり方|準備するべき5つのものとやっておくべき3つのこと

こちらの記事は「上司や部下との人間関係はもううんざり!独立しよう!え、ていうかフリーランスになるにはどうすればいいの?」という非常に勢いにノッている人のために、フリーランスのなり方について書きました。
フリーランスのなり方について教えてくれる人は周りにはなかなかいないでしょう。
著者は長いことフリーランスをやっていますが、はじめは分からないことが多すぎて困ったものです。
なるべくシンプルにさせていただきましたので最後までご覧いただけると幸いです。
必要な手続きは特になく、大切なのは必要なスキルと仕事
フリーランスは特に必要な手続きや資格はなく、自称でも成り立ちます。
派遣やアルバイトなどどこかに雇用されているのであれば兼業といった形ですね。
なのでフリーランスになるために重要なのは「収益を出すことのできる仕事を所有すること」です。
そしてそのためにも「フリーランスとしてのスキル」を身につける必要があります。
言ってみればバンドマンも芸人もブロガーも収益を上げられるかが肝で、それで生活できるならフリーランスとしての立場は確立されます。

給料ではなく、自分で集客し、自分のビジネスで収益を得るだけなので、構造としてはかなりシンプルですね。
「これから活躍できるフリーランスの仕事18種類!」の記事にこれから儲かりそうな仕事の一覧を書いてますので参考にしてください。
また、手続きといえば「開業届」や「青色申告承認申請書」といった書類がありますが、提出する義務はありません。
ただし収益があるのであれば納税は必須ですし、青色で確定申告を行いたいのであれば提出しておきましょう。
フリーランスの仕事の探し方
雇用された経験しかない場合は「仕事をどうやってもらうのか」という疑問についても解決しておく必要があります。
実績をつけて徐々に仕事を増やすのが基本ではありますが、最近ではフリーランス向けの求人サービスも増えてきました。
なのでまずは求人サービスで仕事を紹介してもらい、WEBサイトなどの集客の戦略を同時進行で進めると良いでしょう。
主軸事業+副業的な活動など、多面的に捉えること
まだフリーランスでない人に事前知識としてアドバイスするのであれば、「複数の収入モデルを同時に運営すること」をおすすめします。
多く収入モデルは、自ら働いた成果に対して得られる労働収入が基本です。
しかしフリーランスは事業主として「何でもアリの世界で戦う」ということを忘れてはいけません。
労働収入をメインにする場合も、利益率の高いプレミア商品を用意したり、月額の会員制ビジネスを展開するのも良いでしょう。
近年の傾向では、
- 主軸事業
- 主軸事業に沿ったブログ・WEBサイト・SNSの運営
- 主軸事業から派生したオンラインサロン
- 有料メルマガ
といった収入モデルをコツコツ構築している人がうまくいっているように感じます。

利用できるWEBサービスも増えているため、主軸事業である程度稼げるようになったらどんどん利用して収入源を増やすと良いでしょう。
うまくいかないものは停止し、うまくいくものを残していけば増収に向かうことができます。
>> 関連記事:まずは趣味を副業にして楽しく稼ぐ!スマホだけで収入が増やせる4つの方法
開業とともに準備するべき5つのもの
いろいろ必要ではありますが、これだけは最低限欲しいというものをリストアップしました。
1.屋号をつける
屋号とは事業の名前です。
バンドで言えばバンド名、俳優なら芸名のようなもので、お店の名前のようなものと考えていいでしょう。
屋号があると屋号+名前で銀行口座が作れたり、PayPalなどの決済サービスにも利用できますので信頼感が良くなりますね。
シンプルで覚えやすい名前がおすすめです。

2.名刺を用意する

名刺はマナーの一つでもありますので、作っておきましょう。
「世界中のかっこいい名刺をまとめた記事」もありますので、是非参考にしてください。
連絡が取れればいいので、住所の記載については抵抗のある人は住所無しで構いません。
「ビスタプリント
」といったWEB印刷サービスは低価格で作れてテンプレートも用意されているので、初心者な私でもありがたく利用させてもらってます。

3.WEBサイトを持つ
このご時世、WEBサイトは必須です。
WEBサイトは集客のきっかけになりますし、事業を拡大させたいときにもWEBがあるかないかで拡散力が変わってきます。
最近ではWordPressといったCMSがありますので、レンタルサーバーを利用するだけで簡単にWEBサイトを運営することが可能です。

当サイトもWordPressで制作し、テーマは「SWELL」を使用しています。
WEBでの集客についてはフリーランスのWEB集客の記事に書いていますので、参考にしてください。
4.SNSアカウントを作る

SNSについては得手不得手が非常に分かれるところですが、無いよりあった方が良いと考えます。
個人アカウントでも良いですが、できれば事業用に作ることでトラブルの防止にもなります。
SNSはトレンド的な動きが強いので、世の中の動向やターゲットが何を利用しているのかを考えた上で、何を利用するのか決めるようにしましょう。
商品を売ったり、場所に来てもらうような事業であればInstagramが相性が良いですね。
セミナーやレッスンといった考え方や知識の露出がある程度必要な事業の場合はTwitterやFacebookで発信していくのも良いです。
もちろん今後新しいSNSの流行もあるはずです、新しい情報を逐一チェックしておきましょう。
>> 関連記事:フリーランスはSNSマーケティングが必須!基本と応用
5.活動場所
活動場所は業種によってもそれぞれ考えがあるはずですが、移動時間が長くなるとそれだけでコストになるということは必ず意識しておきましょう。
電車でできることもあると言う人もいますが、生産性を考えれば移動時間が少ないに越したことはありません。
なるべく自身のストレスにならないように簡略化していくことをおすすめします。
また、業種によっては「お客さんがいないとき暇…」といった仕事もあるでしょう。
提案として挙げるのであれば、オンラインでできる仕事はパソコンがあれば完結しますので、パソコンを使う仕事を用意しておくと良いですね。
例えばWEBサイトで集客活動をしたり、WEBライティング系の仕事を用意しておけば、パソコンがあれば得意分野でライターとして仕事をもらうことも可能です。
完全にパソコンで完結するひとはコワーキングスペースやレンタルオフィスを契約しておくと仕事とプライベートにメリハリが付きやすいですね。
開業までにやっておいた方がいい3つのこと
準備は多いに越したことはありません。
しかし準備ばかりしていても進まないこともありますので、できる限り早く始めるつもりでいましょう。
1.最低限の収入の確保

「サラリーマンが脱サラしてフリーランスに!」というのは聞こえがいいものの、それで生活に困るようであればさすがに独立はおすすめしません。
また、「3ヶ月くらいで軌道に乗せる予定で、3ヶ月間は貯金を崩しながら…」という人もいますが、ビジネスの素人が3ヶ月で成功させるまで持っていけるなら誰も苦労しません。
必ず定期的な収入を確保しながらフリーランスに移行しましょう。
成功パターンとしてはやはり副業からのスタートです。
やり手の人は副業のときから本業を超える収益を出し、非常にスムーズにフリーランスに移行します。
貯金を崩すというのであれば生活費1年分くらいは貯金しておきましょう。
2.作業時間の確保

副業から始めるのが良いのですが、作業時間の確保は最優先です。
ハッキリ言ってしまえば事業なんてものはお金で人件費が買えれば他の人にやってもらえます。
しかしフリーランスになろうという人にそれほどの資金力はないでしょう。
なので現状サラリーマンでもフリーターでも、最優先で時間を投資しなければ何も始まらないということです。
サラリーマンは残業があると時間的な制約が多い場合もありますが、土日が空いてるなら全部フリーランスになるために使いましょう。
アルバイトや派遣ならコンスタントに時間を作れるはずですので、並行して事業を進めましょう。
もしその時間の作業だけでフリーランスになれるほどの収益を出せれば、会社員として働いている時間を全て休みにすることも可能です。
3.具体的なビジネスプランの作成

最低限の収入も作業時間もある、でも何から始めればいいか分からないという状態では事業を進めることはできません。
ビジネスプランの設計をしっかり詰める癖をつけた方が良いです。
もし失敗しても次はより精度の高い設計ができるようになりますからね。
初めは完璧でなくでも闇雲に進まないことと、どこで失敗したかわかるようにすることが大切です。
- どのような商品・サービス作るか
- 誰のために作るのか
- 集客方法は何か
- 集客から販売完了までののルーティンはどうか
- 初めに何を買ってもらうのか
- どこで大きく儲けるか
考えるべき要素はたくさんあります。
ご自身の事業にお金を払う人が何を求めているのか、よく考えて設計してみましょう。
仕事がない…なんてことも
「独立してみたものの、全然うまくいかない…」
と嘆いていても誰も助けてくれないのがフリーランス、仕事がなくならないようにしっかり準備を行いましょう。
「フリーランスが仕事がない時にやるべき7つの事とやってはいけない4つの事」という記事に仕事がない時の対策を書いてますので参考にしてください。
まとめ
- フリーランスになるためには手続きよりスキル
- ビジネスモデルはとにかく詰めること
- 最低限の収入と作業時間を確保すること
どんなに準備をしても、実際のところ始めはかなり勢いが必要です。
後悔しないためにも、ご自身の収入や作業時間とにらめっこしながらビジネスモデルを作り込みましょう。
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